2021年9月の菅義偉首相の退陣表明後、世間は「自民党総裁選」のニュース一色になりました。でも子どもたちにとっては「自民党というひとつの政党のトップを決めるニュースがなぜこれほど大きく報じられているのか」がわかりません。保護者のなかにも、こうしたお子さんの疑問に的確に答えられる自信がない、とおっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そこで、我々「読売KODOMO新聞」の出番です。
①日本は国会から内閣のメンバーを選ぶ「議院内閣制」を採用している
②現時点で最も多くの議席を持つ自民党の次のトップが首相に選ばれるのは当然のこと
③だから自民党のトップを決める総裁選が、実質的に「次の日本のリーダーを選ぶ選挙」になる
――という具合です。大人の「知りたいこと」と、子どもの「なぜ」は必ずしも一致しません。子どもの「なぜ」に丁寧に応える。それがKODOMO新聞の真骨頂です。
大人向けの新聞では前提となっているこうした知識も、改めてこうして順を追って説明されると、保護者の方でも「目からウロコだ」という方も少なくありません。「今では親である私が一番熱心に読んでいます」といううれしい声も届いています。
「議院内閣制」といった難しいキーワードは、名探偵コナンに登場するキャラクターたちが解説する「おしえて!コナン時事ワード」のページで詳しく説明します。お子さんが自分の興味に沿って知識を深められるしくみが随所にちりばめられています。
ご自宅に届いた新聞は、1ページ目から順を追って読む必要はありません。読売KODOMO新聞は、扱うテーマが大きくても、ポイントを絞った小記事にわけて解説しています。上記の総裁選を例に挙げれば、「総裁選は誰が立候補できるか」「誰が投票するのか」「どのように票を集計するか」「総裁と首相はどう違う」と記事を小分けにし、それぞれが独立した読み物として読めるよう工夫しています。お子さんが「読みたい」と思うところから読んでいただければいいのです。
こうした編集方針が支持され、2011年3月創刊の読売KODOMO新聞は、小学生向け新聞としては最後発ながら、業界No.1のシェアを獲得しています。素朴な「なぜ」に応えてあげることはきっと、お子さんのこれからの成長の糧になるはず。まずはお父さん、お母さんがお手に取って、「No.1の秘密」を読み解いてください。
読売KODOMO新聞編集長石川剛